アナウンサーブログ

加川潤

見事だ

16年12月15日

 

 ベガッ太君をインタビューした。

 

 ベガッ太は、J1ベガルタ仙台のクラブマスコットで、厳密に言うと、彼は“鷲(わし)”なのだった。

 

 今年は全国のサポーターが投票する「マスコット総選挙」で堂々の1位に返り咲くなど、誰もが認める人気者だ。

 

 人気の理由は

 

【1】 ひょうきんな顔

 

【2】 自転車で疾走し、ダンスも踊れる行動力

 

【3】 サポーター・特に子供たちへのサービス精神

 

【4】 人を食った、それでいてどこか憎めない行動・言動
               (ちなみに会話は筆談だ)

 

【5】 他クラブのサポーターにも分け隔てなく(?)接する
お茶目なところ
などだと思う。

 

 このインタビューの内容は、

 

 KHB東日本放送「スーパーJチャンネルみやぎ」と

 

           「ベガchan!」で放送しました。

 


 ベガッ太君はホヤが好物だが、私は食べられない。

 

 ベガッ太君は浅香唯さんの大ファンだが、私はまったく知らない、など

 

かみ合っているような、いないような不思議なインタビューとなりました。

 

 それでも次々と質問をぶつける私。

 

 するとベガッ太君には、壮大な夢があったのでした

 

 

 

  vegatta.jpg 

 

 

 

 アウェーの会場に行くため、キャンピングカーが欲しい、とのこと。

 

 買ってもらって、って誰に?

 

 えっ?私?

 

 なんですと~!

 

 私に車を買ってくれですと~。

 

 

 こんな時、テレビの世界でどんな返事が正解なのかは分からないが、私はこう約束しました。

 

  「宝くじが当たったら、買ってあげるよ!」

 

  するとベガッ太君は

 

  

 vegattaa.jpg

   

 

 

 

  な、な、な、何でそう思うの?

 

  (あちゃー!何で分かったんだろう?加川心の声)

 

 

 

  その通り、私はたとえ10億円当たっても、誰にも話さず、これまでと変わらない質素な暮らしを続けようと

決めていたのであった。

 

  ただし顔は、ニヤけるだろうけど。

 

  (なんという恐るべき洞察力。見事だ、ベガッ太君。 君は素晴らしい鳥だ…)

 

  私は、心の中でそうつぶやいた。

  やっぱり10億当たったら、車を買ってあげよう、そう決意した私であった。        【終】