車いす
21年1月1日
去年8月、交通事故に遭い、入院していました。
2ヵ月半は長かったなあ。
そのうち、約2か月車いすのお世話になりました。
不便で、苦しい生活の中で、車いすの存在は
本当に大きかったですね。
廊下でくるくると回り、小刻みに方向を変えて、
エレベータ―には後方から入っていく。
病院ではエレベーターのスイッチなど、
大抵は車いすに乗っていても届くのだけど、
廊下に1つだけ手が届かないボタンがありました。
すると看護師さんがポスターかチラシをテープで巻いて、
即席のライトセーバーを用意してくれました。
ありがたい・・・。
コロナ禍で医療従事者の皆さんに注目が集まりましたが、
私が入院した2つの病院でも、
ドクターや看護師、看護助士、ヘルパーさんたちは
皆、一生懸命で親切でした。
感謝の気持ちでいっぱいです。
入院して、ケガから復帰したアスリートの気持ちも、
少しだけ理解できました。
例えばベガルタ仙台の蜂須賀選手は、
川崎フロンターレ戦で活躍し、こう話したのを覚えています。
「ここ等々力陸上競技場(川崎)のすぐ近くに、
自分が入院していた病院があるんですよ。
だからリハビリにつきあってくれた理学療法士の先生への
感謝を込めてプレーしました・・・。」
私も、リハビリでお世話になった理学療法士の方には
本当に感謝しています。
いろんなことを教わったからこそ、
少しずつ歩けるようになってきたのだと思います。
蜂須賀さん、いやハッチー。
あなたの気持ち、僕にもようやく理解出来ましたよ。
ベガルタ仙台は、もう10年以上、ホームゲームで勝った時、
「勝利賞」としてスポンサーから頂く車いすを、県内の施設などに贈呈しています。
今年は去年のぶんまでホームで勝って、
車いすを一人でも多くの人に届けてあげてくださいよ。
頼むぜ~。
【終】