思い出の一冊
19年3月12日
先日、KHBの近くにある仙台文学館にて
読み聞かせを開催しました。
夏に行われた「文学館まつり」以来2度目の読み聞かせ。
前回は、子どものころ大好きだった『ぐるんぱのようちえん』をチョイス。
私の絵本選びの基準は、
”子どもたちと絵本の世界観を共有できるか”ということ。
物語には作者が伝えたいメッセージが込められています。
しかし聴いている子どもたちの年齢は、
すっかりお兄さんお姉さんな子どもから、そうでない子までバラバラ。
全ての子どもたちに楽しんでもらうには、なにより世界観が大切と感じています。
今回選んだ絵本は…
『きつねのおきゃくさま』
主人公は肉食でこわいキツネ
ある日出逢った痩せているヒヨコ・アヒル・キツネを太らせて食べてしまおうという
ひやりとするお話です。
実は私にとって、思い出の物語なんです。
小学2年生の学芸会の演目でした。
この時演じたのは”白い精”というキツネのやさしさを信じる語り部。
🎵きつね~は~やさし~い~しんしです~🎵
という劇中歌は今も鮮明に覚えています。
そのほかのセリフはまっっったく覚えていなんですけどね(笑)
このお話で大切にしたのは「キツネの心情」。
先輩方から多くの助言をもらいながら、
自分なりに向き合いました。
読み聞かせのときに意識していること
それは…
”子どもたちの表情をしっかりとみること”
子どもたちの反応は本当に素直です。
じっくりと聞いている姿をみていると気合いが入ります。
本を読み終えたとき、
会場が少しだけ温かくなったように感じました。
いつか子どもたちが大きくなった時に、
「そういえばこんな話聴いたなぁ」と思い出してくれるといいですよね。
私も小さいときはよく絵本を読んでいました。
母に読んでもらったり、妹と読んだり…
今でも覚えている絵本は
『かいじゅうたちのいるところ』
ある日の晩、主人公の男の子が怪獣の国の王様になる…
というお話です。
個性的な怪獣が多く描かれていて、絵をみているだけでワクワクします。
皆さんにも思い出の一冊があると思います。
たまには図書館や本屋さんで、
手に取ってみてはいかがでしょうか??
あの時感じたことや、大人になって感じることなど
新たな発見があるかもしれません。
ちなみに私は無心で読み進めてしまいます(笑)
(応援に駆けつけてくれたぐりり~ずと!!)
今度実家に帰ったときに
私の部屋の本棚で眠っている絵本たちを
読み返してみようと思います♪