豊饒の海
18年11月30日
今月、舞台を見に東京へ行ってきました!
見てきた作品は、三島由紀夫の最後の長編小説『豊饒の海』です。
三島作品をほぼ全て読まれたような三島ファンの皆さんを思うと、僕なんかが語るのはすごくおこがましいですが、三島作品は本当に人間関係の設定が緻密で、地の文の描写はものすごく詳細、学生時代に読んでいるうちに知らず知らずに好きになった作家の1人です。アナウンサーになってからも改めて読むたびに発見の連続で、自宅から何作か持ってきて今でもたまに読み返したりしています。
そんな三島由紀夫の豊饒の海は、『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の4冊で構成されていますが、情報量もものすごく多く内容も難しいものが多い中で2時間40分にまとめて舞台化されたというのですから驚きです。
豊饒の海は作品のある部分について、専門家やファンの間でも見解が分かれているのですがそういった点もわかりやすく演出されていて改めて三島作品をしっかり読みたいと思える本当に素晴らしい舞台でした!
舞台後、主演を務めた俳優の東出昌大さんこと“でっくん”と。
実は大学時代に知り合い、自宅で飲みながら夢を語ったり海外旅行も行ったことのある友人なんです^^
俳優デビューをしてから会える機会はだいぶ減ってしまいましたが、過密なスケジュールの中でこうして会うことができて本当に嬉しい限りでした。
舞台『豊饒の海』は新宿の紀伊國屋サザンシアターで12月2日まで、あと2日間しか見ることができません汗!ぜひ皆さんも三島由紀夫の世界を楽しんでくださいね^^