開催日 2024年10月30日(水曜日)
10月30日(水)午前10時30分から、東日本放送・本社(太白区あすと長町)で第500回番組審議会が開催されました。
対象番組は、khbが企画制作し今年9月に放送した、特別番組『あすとつながるテレビ~宮城がもっと好きになる記念日~』の中の企画、「この海をミライに~激変!三陸の魚たち~」です。温暖化による「海水温の上昇」で三陸の魚に異変が起きている中、新たな挑戦をしている漁業の最前線を宮城出身の若手俳優と東北出身のアイドルが体当たりリポートし“子どもたちに残したい東北の海”について考えた番組です。
委員からは、「海水温が10年で3~4度上がっている事実と生態系の変化が身近な問題として伝わって、自然環境の大きな変化を目の当たりにした」「魚種の変化に対応した漁業など、人間の工夫やイノベーションによって課題を解決していく取組みは、将来への希望を感じた」「アナウンサーが海に潜ってリポートをしていて、磯焼けなどの海の変化を見ることができて分かりやすかった」という評価がありました。
一方で、「東京銀座の寿司店でゲストが試食するシーンがあったが、地元の海の変化を伝えるというにはやや違和感があり、今ここにある危機が遠くに見えた」「有識者の意見やインタビューがあれば、より深みのある内容になったのではないか」という意見がありました。
番組担当者は「この企画は、khb開局50周年に向けてシリーズ化していく。いただいたご意見を活かし、子供たちが家族や友達と、三陸の海について話すきっかけを作れるような番組にブラッシュアップしていきたい」と述べました。