開催日 2024年11月27日(水曜日)
11月27日(水)午前10時30分から、東日本放送・本社(太白区あすと長町)で第501回番組審議会が開催されました。対象番組は、khbが企画制作し今年10月に放送した、ダイドーグループ日本の祭り「黄金の道に獅子がゆく~入谷八幡神社例大祭~」です。祭り文化の継承や魅力の再発見を通して地域の活性化に繋がるよう日本の祭りを応援するドキュメンタリーで、集落の人々が太鼓や笛などのお囃子を奉納し、地域がひとつになる「入谷打囃子」に密着取材しました。
委員からは、「地域の無形文化財の存在を広く知ってもらう記録映像を作成したことに大変価値を感じた」「祭りを通してつながりを持ち、東日本大震災のような有事の時にも活きてくるということを、地域の人々が認識していることに感銘を受けた」、「伝統芸能を受け継ぐ重要性が盛り込まれていて、教材的価値の高い番組だった」、「昔の祭りを写した古い写真や豊かな自然、祭りの光景が静と動で表現され、映像が美しかった」という評価がありました。
一方で「伝統の維持が期待される無形文化財がどの程度存在しているのか、紹介して欲しかった」「取材した映像を地域の資料として活用して欲しい」という意見がありました。
番組担当者は「入谷地区の地域コミュニティのつながりを表現しようと制作した。いただいたご意見を今後の番組作りに活かしていきたい」と述べました。