夏の参議院選挙は、6月22日の公示が有力視されています。宮城選挙区の立候補予定者は、連休中も知名度アップや組織固めに奔走しています。

 自民党が擁立を決めた現職の桜井充氏。連休初日に自民党の築館支部を訪れました。

 自民党築館支部高橋渉幹事長「いーや本当大変やね、選挙ですので。頑張ってもらって」

 桜井充氏「でもやっぱり、自分で選んだ道なんで、ここは想定の範囲内ですから。このぐらい厳しいのは」

 5回目の当選を目指す桜井氏。自民党の公認を得るまでには、紆余曲折がありました。

 桜井充氏「宮城として自民党が議席を奪還できるよう、本当に一生懸命努力をしていきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いします」

 6年前の参院選で、野党統一候補として当選した桜井氏。今回、自民県連が推す県議との公認争いに勝ちましたが、しこりは残っています。

 この日は、自民党支部を10カ所以上も訪問、関係改善を狙います。

 自民党築館支部高橋渉幹事長「(当初は)なかなか厳しいのかなと見ました。ただ、今からのやり方次第で、だんだんと(関係性は)回復すると思います」

 桜井充氏「県民の皆さんにアピールする機会も必要だと思ってますけれど、とりあえずはやっぱり組織を固めていくということがすごく大事なことだと思うんです」

 小畑仁子氏「子育て世代の声、そして40代です。働き世代の声を国に届けたい。そう思って、チャレンジしたいと思っています」 立憲民主党が擁立を決めた、新人で県議会議員の小畑仁子氏(44)。連休初日、仙台市内の街頭に立ち、顔と名前を売り込みました。

 3年前の県議選に初めて立候補し、仙台市泉区でトップ当選を果たした小畑さん。

 今回は3歳から16歳までの子ども8人の子育てと、看護師や県議の仕事を両立してきたことが認められました。

 立憲民主党 安住淳衆議院議員「たくさんの子どもを産み育てながら、国政に行って活躍できるというのを世の中の女性に皆さんに小畑さんを通して体現したい」

 野党共闘を模索し、非自民支持層の取り込みを狙いますが、課題は知名度不足。連休中は、街頭活動に力を注ぎました。

 小畑仁子氏「やっぱりまだまだ無名なところがあるので、チラシ配っても受け取ってもらえない方もいるので、その辺ではもっと声を大きくして、知ってもらえるような活動を続けていきたいなと思っております」

 また、日本維新の会が擁立を決めた元仙台市議会議員の新人、平井みどり氏(66)も街頭に立ちました。

 平井みどり氏「身を切る改革で確かにやっている党だ。本当にそう確信して私はここで何かやってみたいという思いがありました。それで維新の会を選びました」

 平井氏は、10日にも出馬会見をする予定です。