刃物を持った男の目撃情報が相次いでいることから、宮城県の岩沼警察署は防災無線を使って迅速に情報提供を行おうと名取市や岩沼市と協定を結びました。
協定の締結式には、岩沼警察署の菅原優署長と岩沼市の菊地啓夫市長、そして名取市の山田司郎市長が出席し、締結書に署名しました。
これまで岩沼警察署では、市民に対しパトカーでアナウンスして回ったりメールを送信したりして情報を提供してきましたが、子どもや高齢者にまで情報が行き届くまでには時間がかかっていたということです。
今回の協定では、刃物や拳銃を使用した市民の命に関わる事案が発生した場合、市側は警察の情報を防災無線で周知することになっていて、情報伝達時間の大幅な短縮が期待されています。
岩沼警察署菅原優署長「刃物を持った男を目撃したという事案が相次いで発生いたしました。防災行政無線を活用すると、そのうえでメールを発信することでより強固に情報発信する」
同様の協定は亘理・若柳・大和の3つの警察署で結ばれていて、県内では4例目となります。