仙台市内の中学生が、温泉旅館で接客の方法やおもてなしの心を学ぶマナー講座が開かれました。

 この講座は、地元産業の魅力を再認識してもらおうと、仙台市太白区の秋保温泉旅館組合が9年前から開催していて、秋保中学校の2年生21人が参加しました。

 生徒たちは、秋保温泉の4つの旅館の女将や接客担当の職員からあいさつの仕方や敬語の使い方、お茶の入れ方といった接客のマナーについて学びました。

 あいさつの仕方を学ぶ講座では、口角を上げて話すと明るい印象の声になることや、マスクをしているので目元から笑顔になるように意識することなどを教わりました。

 緑水亭高橋知子若女将「地元の子たちが、将来秋保温泉に戻っていただけるようなきっかけ作りでもありますし、人に寄り添えるような大人に成長してもらいたいなと」

 生徒「(将来については)まだ考えてはいないんですけれども、もし秋保で働くことになったら旅館とかで働いてみたいと思います」

 生徒たちは11月に3日間、旅館で実際に接客をする職場体験学習を行います。