2月は過去2番目に多い約5500品目の食品が値上げされました。更に雪の影響で一部の野菜が値上がりしていて、家計にとってはダブルパンチとなっています。
値上げされるのは、ギョーザやチャーハンなど冷凍食品や、チョコレート菓子やソースなどの食品、そしてティッシュやトイレットペーパーといった日用品も含まれます。
民間の調査会社帝国データバンクによりますと、2月の値上げは5463品目と過去最多だった2022年10月に次いで過去2番目に多くなっています。
仙台市若林区のスーパー生鮮館むらぬしでは30日夜、値上げを前に買い物を急ぐ客の姿が見られました。
買い物客「家族が多い分、食べ物以外の物価も高くなっているので意識しながらお買い物しているんですけれども、やっぱり(ひと月)5000円から1万円くらいの差は今までの家計費からは出ているかな」「ある程度仕方がないかなって思ってはいるんですけれども、一応半額になった商品とか選んだりしている」
この店で2月の値上げが決まっているのは、今のところ豆腐など一部にとどまっていますが、先週の記録的な寒波が家計に追い打ちをかけます。
生鮮館むらぬし村主芳治店長「この寒波で、雪の中にダイコンとかジャガイモとかが埋まってしまって取れないということみたい。宮城県のものだったらさほど問題ないんですけれども、鹿児島だったり高知だったり遠くから来るものが、全部値が上がっている感じですかね」
例えば1本150円前後だったダイコンは、先週の寒波による雪の影響で1月31日の時点で198円となっています。
輸送費がかかる遠方の産地のものは、割高になっているということです。
31日夜は月末恒例の10%オフセールを開催していることや、毎日午後7時から行っている半額セールを目当てに閉店間際まで客足は途絶えませんでした。
買い物客「ちょっと安くなるタイミングで来れる時はそういう時に買ったりとか、毎日来た時に一番お得にシール貼られるとか、そういったタイミングがあればなるべくそういうのを買ったりとか、食べたいものとどっちかなと悩むときはあります」
生鮮館むらぬし村主芳治店長「なるべくうちの店は安く売ろうという努力をしているので、値上げもなるべく5%とかにする感じですね」