秋の味覚がスーパーに並び始めました。サンマや秋サケなど宮城県が全国有数の産地でありなじみの深い魚ですが、ここ数年は不漁で価格の高騰が続いています。

 仙台市若林区の生鮮館むらぬしです。いずれも北海道産のサンマが1尾321円、秋サケは切り身が100グラム311円、生イクラが100グラム950円で販売されています。

 生鮮館むらぬし村主芳治店長「不漁が続いてるみたいで、サンマとかサケとか結構値段が高いのが続いてますね。なるべく小さい価格で売ろうと努力しています」

 秋を代表する魚ですが、ここ数年は記録的な不漁に伴い仕入れ価格が高騰しています。 仕入れ値を10年前と比べると、サンマは1尾55円ほどだったのが現在は100円から300円程度になっています。秋サケは1キロ当たり約1500円でしたが、現在は3000円ほどと約2倍になっています。生イクラは1キロ当たり5000円ほどでしたが、現在は1.8倍の9000円になっていて食卓からますます遠ざかっています。

 買い物客「(秋の味覚といえば)サンマですが買えないです」「サンマね、びっくりするような値段ですよね。季節のものだからね。やっぱり一度は食べたいなとは思うんだけどね」

 サンマや秋サケの価格が高騰している一方で、同じ秋の味覚でも価格が安定しているのはキノコです。

 生鮮館むらぬし村主芳治店長「キノコの方は暑さとかそういうのに関係ない、工場とかで作ってるので結構安くずっと売ってます」 工場の生産でも電気代の高騰や輸送代にかかるガソリン価格の値上がりが心配になりますが、村主さんによりますとキノコの価格は例年と同じく安定しているということです。