宮城県は11日以降、今シーズン一番の強い寒気が流れ込んで冷え込みが強まり、山間部を中心に雪や路面凍結の恐れがあります。国土交通省や宮城県警などが合同で、ドライバーに冬用タイヤの早めの装着を呼び掛けました。
利府町の三陸自動車道春日パーキングエリアでは、国土交通省の職員や県警高速隊員など計15人ほどが、ドライバーにチラシやタイヤの交換作業用の手袋を配りながら冬用タイヤの早めの装着を呼び掛けました。
「声を掛けてもらえると早く換えようかなという気にはなる。いつ降るかわからないので」
仙台河川国道事務所の調査では、6日時点のタイヤの装着率は大崎市で18.8%、青葉区の作並で16.9%と、いずれも2割を下回っています。
県警高速隊佐々木幸喜石巻分駐隊長「県民1人1人の方が早めにタイヤも交換して、スピードも控えめに、事故に遭わないような運転を心掛けていただきたいと思っております」
仙台市青葉区作並では、本格的な降雪シーズンを前に除雪車の出動式が行われました。
作並除雪ステーションで行われた出動式には職員ら34人が参加し、今シーズン使用する除雪車などの点検を行いました。
こちらのステーションでは、除雪車や道路に凍結抑制剤をまく車両など計8台を管理していて、国道45号と48号、仙台西道路の約40キロの除雪を行います。
前年度は凍結抑制剤をまくために795回、除雪するために203回の出動があったということです。
仙台河川国道事務所仙台西国道維持出張所土田優出張所長「除雪体制をしっかりして、ドライバーの皆様が安全安心に通行できるようにしたいと思っております。今週末から雪が降る予想になってますので、早めの冬タイヤの装着をお願いします」
作並除雪ステーションは、2024年3月末まで24時間態勢で対応に当たります。