ブラジルの最高裁判所がイーロン・マスク氏が運営するSNS=Xについて、偽情報対策のため国内でのサービス停止を命じました。

 現地メディアによりますと、ブラジル最高裁は30日、旧ツイッター=Xについて国内でのサービス停止を命じ、電気通信庁へインターネットから遮断するよう通告しました。

 グーグルやアップルには5日以内にアプリストアから削除するよう求め、使用した個人や企業には1日あたりおよそ130万円の罰金を科すとしています。

 最高裁は偽情報対策として一部アカウントの凍結を求めていましたが、マスク氏は検閲だと反発し、現地事務所を閉鎖していました。

 最高裁の判事は「Xはブラジルに無法地帯をもたらしている」などとしていますが、マスク氏は「真実を知られることを抑圧的な政権が恐れている」と反発しています。