各地に大きな被害をもたらしている台風10号は現在、紀伊半島に接近しています。三重県尾鷲市から報告です。

 (岡本祥一記者報告)  尾鷲市では大粒の雨が降り続いています。

 30日からこちらで取材をしていますが、雨の降る時間が長くなっています。

 30日は30分ほど降ったらやんでいたんですが、31日は1時間以上、雨が降り続いています。

 そして、10分ほど前から風も出てきました。空気も湿っていて台風が近付いてきているのを感じます。

 海の方を見てみますと、今はまだ大きなうねりはありません。手前に見える岩場には時折、波が押し寄せているんですが、大きくはなく、比較的穏やかな印象です。

 ただ、視界は悪くなっています。

 海の奥の方には島が見えます。その左隣には本来、ここから陸地が見えるんですが、今はほとんど見えない状態です。

 ここから4キロほどの場所が市街地になります。街の人は台風のせいか「出歩く人が少ない」と話していました。