動きの遅い台風10号。大雨の影響が広がっています。神奈川県秦野市にある小田急線の線路の盛り土が流出した現場の近くから報告です。

 (山本光悦記者報告)  現場では現在、多くの作業員によって崩れた箇所に盛り土を積む作業が行われています。周辺では2時間ほど前から雨が降り始めて断続的に強い雨が降っています。

 崩れたのは小田急線の東海大学前駅と秦野駅の間で、2箇所、いずれも10メートルほどは崩れているように見えます。ブルーシートの隙間からは土が剥き出しになっている様子が確認できます。

 この影響で小田急線では31日も伊勢原駅-秦野駅間で終日運転を見合わせました。現在はロマンスカーの運休も含めた臨時ダイヤで運行されています。

 作業は31日も夜通しで行われる予定ですが、復旧の目途は現在、立っていないということです。