9月末の中国への返還が決まった上野動物園の2頭のジャイアントパンダに別れを告げようと多くの人が動物園を訪れています。

 いずれも19歳のジャイアントパンダ、雄のリーリーと雌のシンシンには高血圧の症状が確認されています。

 東京都は30日、高齢期に差し掛かる前に生まれ育った環境で治療を受けさせることが望ましいと判断し、来月29日に中国に返還することを決めました。

 返還の発表から一夜明け、上野動物園にはリーリーとシンシンに別れを告げようと多くの人が訪れました。

来園者 「体が悪いということだったので、養生するために中国に帰るのは仕方ないのかなと思う。きょうは寝姿とか食べているところが見られて良かった」

 2頭の動物園での観覧は9月28日までの予定です。