第三者への譲渡などが禁じられている、JR東日本の外国人向け特別企画乗車券「JRイーストパス」を他人に貸し付け利益を得ていたなどとして、宮城県警の合同捜査本部が、ベトナム人の男女4人を逮捕しました。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、仙台市太白区の飲食店経営、グエン・バオ・ハ容疑者(29)など、20代のベトナム人男女4人です。
グエン容疑者ら2人は、2024年2月、「JRイーストパス」を購入し、今回逮捕された他のベトナム人2人に、不正に貸し付けたとみられています。
「JRイーストパス」は、大人1枚3万円で、5日間、東日本エリアの新幹線などを自由に利用できる乗車券で、第三者への譲渡は禁止されています。
グエン容疑者らは、購入した「JRイーストパス」を、SNSを使い1回4000円程度で貸し付け、パスと現金の受け渡しは、駅構内のロッカー等を利用していたということです。
宮城県警のサイバーパトロールが、SNSで、貸し付けの募集を発見し、捜査していました。
県警は捜査に支障があるとして、4人の認否を明らかにしていません。
県警は、ベトナム人同士で組織的にパスの貸し付けを行っていたと見て、余罪を調べています。