地震と豪雨、2つの災害に襲われた能登半島の被災者は浸水被害の復旧作業に追われています。「新総裁に望むこと」を聞きました。

 被害が大きかった石川県輪島市の市役所には保険の届け出に必要な書類などを取得するため、朝から多くの市民が訪れていました。

 自民党の総裁に望むことを尋ねると、「二重被災者」となった住民からは「それどころではない」と前置きをしつつも様々な思いが聞かれました。

住民 「1月1日の時に本当にスピード感を感じない、再建に向けての。それが一番感じていたので、水害でたくさんの方が亡くなっている。災害に強い町づくり(を望む)」 「災害対策もありますけど、世界的にもっと強い発信ができるリーダーシップがほしい」 「今はとにかく、この災害をなんとかしていきたい。(被災地を)忘れてほしくない。こういうこと(災害)は私たちだけじゃなくて、どこであるか分からない。能登だけじゃありません」

 石川県の馳知事は27日、岸田総理に対して今回の豪雨を激甚災害に早期に指定するよう要望しました。

 岸田総理は「政府も全力を挙げて対応する」としています。