主に西日本で8月末までに収穫された新米について、最も品質が良い1等米の比率が去年を下回ったことが分かりました。

 コメの等級は4段階に分かれていて、色や形などで評価されます。

 今年8月末までに収穫された新米は収穫が早い西日本を中心としたもので、1年間で収穫されるコメの約6%ほどです。

 農林水産省が公表した検査結果によりますと、1等米の比率は去年より5.2ポイント低い63.7%となり、2008年以来16年ぶりの低い水準となりました。

 猛暑によって白く濁ったコメが目立ったほか、カメムシによる被害が影響したとしています。

 一方、今後の見通しについては主産地でのコメの生育が良いとされることから、9月は1等米の比率が去年に比べて高くなると見込んでいます。