イスラエル軍がイスラム教シーア派組織ヒズボラの中央司令本部を空爆しました。最高指導者のナスララ師が標的だったとされています。

 イスラエル軍は27日、レバノンの首都ベイルート南部ダヒエにあるヒズボラの中央司令本部を空爆したと発表しました。

 レバノンの保健省によりますと、これまでに少なくとも2人が死亡し、76人がけがをしたということです。

 ヒズボラの最高指導者ナスララ師が標的だったとされていますが、安否については分かっていません。

 去年10月にガザ地区での戦闘が始まって以降、ベイルートへの攻撃としては最大規模とされ、双方の攻撃の応酬がさらに激しくなることが予想されます。

 イスラエル軍は23日以降、レバノン各地を攻撃していて、地上侵攻に踏み切る可能性も指摘されています。