みずほ銀行は、貸金庫での窃盗を巡って頭取が謝罪したうえで、盗んだのは当時30代の女性行員だったなどと明らかにしました。

 みずほ銀行の加藤頭取は27日朝取材に応じ「お客様に不安を与えてしまい、申し訳ない」と謝罪しました。

 不正を行ったのは、東京にある広尾支店の当時30代の女性行員で、2016年から2019年にかけ、貸金庫から利用客2人の現金6600万円を盗んでいました。

 盗んだ金は衣服の購入や旅行などに使っていました。

 当時公表しなかった理由について加藤頭取は、一部の被害者が公表を望まなかったためなどと釈明しました。

 みずほ銀行は、去年11月に三菱UFJ銀行の貸金庫で窃盗が発覚した際「類似の問題はない」と説明していました。