自民党の派閥の裏金事件を巡り、衆議院予算委員会は安倍派の元会計責任者への聴取を行いました。
安住予算委員長 「還流再開時の印象についてというところで(元会計責任者は)やらざるを得ない状況でしたと。幹部議員の責任は重いんじゃないかなと思いましたね」
聴取は都内のホテルで約40分間、非公開で行われました。
焦点となっていた派閥のパーティー収入のキックバックの再開について、元会計責任者の松本氏は働き掛けた議員がいたことを認めたうえで、「現職の議員ではない」と述べました。
これについて、幹部会合に出席していた下村博文前衆議院議員はテレビ朝日の取材に応じ、「派内から再開を求める声があったので、そういう話があることを松本氏に伝えた」と明らかにしました。
一方で「還付を再開するよう求めたのではない」と強調しました。
また、松本氏が2022年8月の幹部会合では「再開を前提に議論し異論がなかったから再開が決まった」という趣旨の説明をしたことについては「還付しないことを前提に別の方法を話し合っていた。松本氏の発言は全く事実ではない」と改めて否定しました。