滋賀県大津市のマンションで高齢夫婦が死傷した事件で、亡くなった夫は鈍器などで頭を強く殴られたとみられることが分かりました。

 25日、大津市のマンションで住人の岩崎安三さん(78)と妻(74)が頭から血を流して倒れているのが見つかり、安三さんは現場で死亡が確認されました。

 妻は意識不明の重体で、現在も病院で治療を受けています。

 警察は26日、安三さんを司法解剖し、死因が頭蓋(ずがい)内損傷だったと発表しました。

 警察によりますと、安三さんの顔と頭には複数の傷があり、頭蓋骨が折れるなどの強い衝撃を受けていたということです。

 警察は、安三さんが鈍器などの道具で強く頭を殴られたとみて、防犯カメラを解析するなどして逃げた犯人の行方を追っています。