アメリカ西部・テキサス州で、はしかに感染した子どもが死亡しました。アメリカではしかによる死者が確認されるのは10年ぶりです。

 テキサス州の保健当局は26日、はしかに感染して入院していた子どもが死亡したと発表しました。

 子どもの詳細は明らかにしていませんが、小学生以上で、ワクチンを接種していなかったということです。

 アメリカではしかに感染した人が死亡するのは2015年以降、初めてです。

 テキサス州西部では、今月初めから子どもを中心にはしかが急速に広がっていて、これまでに少なくとも124人の感染が確認されています。

 このうち119人がワクチンを接種していなかったということです。

 また、今月25日にはテキサス州に近いニューメキシコ州東部でも9人の感染が報告されました。

 CDC(アメリカ疾病対策センター)は今後、さらに感染が拡大する恐れがあるとして、必要に応じてワクチンを接種するように呼び掛けています。