2022年10月21日(金曜日)方言五七五
解説
小さい頃、祖母と暮らしていたのですが、酔っぱらった祖父がくしゃみをしたら、入れ歯が飛んで、それを見ていた祖母がこう言ったのが忘れられません。
『いやだこと~
くしゃみ 1発
入れ歯飛んだ』
解説
昔は、田舎の農家では家で結婚披露宴をしたのですが、お酒好きの父が調子にのって、飲みすぎると母にこのように言われて、いつも釘をさされていたのを思い出します。
『結婚式の日に
酔って気を失って寝てたよね
家の門のところで』
解説
朝、お稲荷さんを作るために、みりんと酢を入れたボールにご飯がくっついていました。母にこのように言われました。
『これちゃんと
ご飯きれいに
食べなさいよ』
解説
今年は柿が豊作のようで、ご近所から渋柿を大量にいただきました。焼酎で渋抜きをしようか、皮をむいて干し柿にしようか迷いましたが、コツコツやる皮むきがあまり得意ではないので、一網打尽の渋抜きにすることにしました。
『渋抜きにしようか?
得意じゃないんだよね
皮むきが』
解説
ウチの母は、野菜や果物を育てるのが好きなのですが、あくまでも「育てる」のが目的なため、収穫は二の次で、いつも旬を過ぎてからおすそ分けされます。
『食べなさいと
よこされたスイカは
もう食べられない』