3月9日(土曜日)放送 青森県 鬼沢のハダカ参り ~鬼を大切にする津軽の奇祭~ ※字幕放送対応
悪者の鬼を大事にする珍しい集落があります。
節分の豆まきの掛け声は「鬼は内」、神社の名前は“鬼神社”、なぜか鬼の字には点がありません。
今回は鬼を大切にする集落の奇祭を訪ねます。
青森県弘前市鬼沢集落では、400年前の江戸時代から続く裸参りが行われています。
20mもの大きなしめ縄を神社に奉納するため、男衆がふんどし姿で極寒の中、冷水に浸かり身を清めます。
その回数、一人6回あまり。
過酷過ぎることから津軽の奇祭と呼ばれているのです。
ハダカ参りの水垢離が終わると、皆で作ったしめ縄を持って集落を練り歩き、神社の鳥居につけて終了。
江戸時代から続く伝統は今後も受け継がれていくことでしょう。
縄文以来の歴史をもつ東北。
旅するものを温かく迎えてくれる東北の聖地は、訪れる人が、新たな自分に出会える場所でもあります。
番組では日本古来の精神性と文化が脈々と受け継がれてきた東北の聖地を訪ねます。
神社仏閣、古代遺構・遺跡、有形・無形の民俗文化財、修験場、歴史的建造物、文化遺産などを、詩情豊かなナレーションでご紹介します。