4月12日(土)放送 今回は福島県伊達市に伝わるつつこ引き祭りをご紹介します。
稲藁で編んだ大俵を3方向に引き合い、その年の吉凶を占う祭り。
言い伝えでは、大飢饉に見舞われた際、神のお告げを聞いた領主が神社に領民を集めて種籾を配ったところ、翌年は豊作に恵まれたことから始まったとされ、市場町として栄えた時には市場の開設権を賭けて引き合ったと言われます。
大俵の中には蒸かしたもち米が詰めてあり、激しい引き合いが終わる頃にはお餅になっており餅撒きが行われます。
つつこ引き祭りは伊達市に春の訪れを告げる奇祭として知られています。