4月11日(土曜日)放送 第51回 青森県弘前市沢田地区 沢田ろうそくまつり
450年以上前から青森県弘前市沢田地区で毎年旧暦の小正月1月15日に行われている奇祭が沢田ろうそくまつりです。この地区は「平家の落人の里」とも言われていて、このまつりも壇ノ浦の戦いで滅んだ平家の霊を住民が供養したのが始まりとも言われています。
沢田神明宮にある岩谷堂と呼ばれる天然の洞窟の岩肌にろうそくを立てて五穀豊穣や合格祈願などの思いを託して明かりを灯しロウの溶けた形を見て作物の豊凶や願い事が占われます。稲穂のように垂れていれば作柄は良いとされ、手のひらを広げたような形で先に玉のような粒があると幸せな年になると言われています。