12月10日(土曜日)放送 第71回 山形県 狢のむかさり ~小さな集落が守る珍しい伝統行事~
今回は山形県村山市で大切に受け継がれてきた風習、狢のむかさりを紹介します。
狢のむかさりは「狐の嫁入り」と同じ意味で、お嫁さんを見送る提灯のような火が人気のない場所に現れる現象のことを指します。その昔、子供たちは狢のむかさりを見ようと楯山を駆け回りましたが、とうとう見ることが叶わず、松明や藁に火を付け自分たちで真似を始めたのがこの行事のきっかけです。
一度は途絶えてしまいましたが、昭和53年に再び復活。日が暮れたある秋の夜、むかしむかしの伝説に集落が彩られました。