3月11日(土曜日)放送 山形県 黒川能 王祇祭~受け継がれた500有余年の舞い~
今回は山形県鶴岡市黒川集落で行われる伝統の祭、春日神社の王祇祭を紹介します。日本の古典芸能である能は、狂言を含めて能楽と言われ、地謡という合唱と囃子方の伴奏で舞う歌舞劇です。集落に現存する能面には室町時代のものもあり、500年以上にわたり守られてきたことは確かなようです。現存する黒川能の演目数は、能540番・狂言50番にも上ります。能と狂言を夜通し演じ続け、翌朝を迎える王祇祭。月山の麓の里で育まれた伝統の祭り。幽玄な舞いにはどのような意味が込められているのでしょうか。