2月10日(土曜日)放送 秋田県 前郷のやまはげ ~雪の闇夜に現れる化身~ ※字幕放送対応
今回は秋田市内の豊岩前郷で行われる来訪神行事「やまはげ」を紹介します。
雪降る夜に現れる「やまはげ」は来訪神の中でも最も怖い姿だと噂されています。
面には赤や青などという着色がありません。
衣装も藁装束ではなく「夜ぶすま」と呼ばれる藍染めの着物です。
着物にしめ縄を巻き、海藻で作った「モグ」という髪の毛を被ると重さは30キロ近くになります。
怠け者を戒め、規律を守るための風習として受け継がれてきた「やまはげ」、実は、あまり大きな声をあげません。
代わりに鬼の形相でにらみつけるのです。この静けさがかえって恐怖心をあおるのです。