6月9日(土曜日)放送 秋田県 荒処の沼入り梵天行事 ~集落が守る神聖な沼~ ※字幕放送対応
今回は秋田県横手市の荒処集落で行われている沼入り梵天を紹介します。
横手市の厳島神社のそばにある弁財天沼に神の依代とされる梵天を突き挿す祭りが沼入り梵天。
梵天は米俵の形で、四季を表す紙垂が飾られ、五穀豊穣の願いが込められています。
重さ15キロの梵天を裸の男たちが担ぎ、沼の中に突き刺すのです。
江戸時代の紀行作家・菅江真澄は、初婿や家を新築した男、別の場所から移り住んできた男などが行事に参加したと当時の様子を書き残しています。
現在は国の選択無形民俗文化財に指定されるほど貴重な祭りとなっています。