7月3日、最高裁は、障害者などへの不妊手術を強制した旧優生保護法を違憲と認め、
国に賠償を命じる判決を言い渡した。
宮城県仙台市の飯塚淳子さん(仮名・70代)は、16歳で軽度の知的障害を理由に不妊手術を強制され、
1997年に全国に先駆けて声を上げた。
しかし、国は「当時は合法だった」と被害に向き合わず、社会に残る差別や偏見は変わることはなかった。
最高裁の判決を受け、国は謝罪と補償を検討し始めたが、すでに高齢となり失われた歳月は戻らない。
飯塚さんの27年にわたる闘いを追い、被害の実態とその傷に向き合う。
番組名
「傷痕-優生保護法が奪ったもの-」
放送日
2024年7月29日(月) 深夜1時36分~
ナレーター
広瀬修子(元NHKアナウンサー)
制作
khb東日本放送