宮城県が大和町鶴巣を候補地としていた新たな産業廃棄物の最終処分場について、大和町が建設を受け入れる方針であることが分かりました。

 県の新たな産業廃棄物最終処分場が建設されるのは、大和町鶴巣の民間の採石場として使われている場所です。

 県の最終処分場をめぐっては、大和町にある現在の処分場が2025年度中にも満杯になることから、県が2021年に鶴巣の採石場を新たな処分場の候補地として公表し、住民説明会を開くなどしてきました。

 大和町は、地域の課題に一緒に取り組むとの県側の姿勢などを踏まえて受け入れを決め、22日に浅野元町長が、町議や区長らに伝えたということです。

 大和町まちづくり政策課江本篤夫課長「町長が町としても苦渋の決断、断腸の思いという表現をしましたが、そういったことで受け入れを容認しますということは、議会の方にもお伝えさせていただいた」

 大和町は今後、県などと処分場の建設についての協定を結ぶことにしています。