村井宮城県知事は30日の会見で、政府が新型コロナの感染症法上の分類の引き下げを5月8日に行うと方針を示したことについて「妥当だ」と評価しました。

 政府は先週、新型コロナの対策本部会議で厳しい措置が求められる現在の2類相当から、インフルエンザ並みの5類への引き下げを5月8日に行うことを決めました。

 村井知事は30日の会見で、政府が示した引き下げ時期について妥当だとし、理解を示しました。

 村井知事「ある程度の期間を置いておりますし、5月のゴールデンウィークの状況も踏まえての上だと思います。感染対策をしっかりやりながらゆっくり楽しんでいただきたい、という政府の思いも伝わってまいりました」

 一方で、現在のオミクロン株より病原性の高い変異株が広まった時や、分類を引き下げたことによる気の緩みで感染爆発が起きないか懸念材料だとしたうえで、政府に対し次のように求めました。

 村井知事「(感染対応を)一気に何もしないというわけにはいかないと思いますので、少しずつ感染の対応レベルを下げていくという形にするべきだと思いますので、そういった意味では一定程度の財政支援を求める必要があると思います」