20日からから仙台・青葉まつりが始まります。4年ぶりの通常開催を前に、青葉区の各会場では準備が着々と進んでいます。

 仙台・青葉まつり協賛会石黒大副実行委員長「期待する思いはひしひしと伝わっていますので、それに応えたいと皆さんで準備しておりますので、意気込みが非常に高まっております」

 仙台・青葉まつりは、新型コロナの影響で3年前から中止や規模の縮小が続いていましたが、4年ぶりにコロナ前と同じ規模で開催されます。

 時代絵巻巡行が復活し、10基の山鉾や武者行列が東二番丁通などを巡ります。

 すずめ踊りは踊り手の数の制限を無くし、114団体約3600人が参加する予定です。

 野口ちひろアナウンサー「時折雨が降る中、会場の一つとなっている勾当台公園市民広場では、ステージの設営や客席の準備などが進められています」

 勾当台公園市民広場では踊りや太鼓が披露されるほか、政宗公ゆかりの地のグルメを集めた杜の市が開かれます。

 仙台・青葉まつり協賛会石黒大副実行委員長「仙台が元気になるような祭りにしたいと思っていますので、多くの人に参加していただきたいなと思っております」

 杜の市に出店する太白区の笛工房、音吉屋ふえ工房です。

 笛職人音吉さん「篠笛という、すずめ踊りのお囃子に使うような竹で作っている横笛です。お祭りのにぎいを盛り上げるお店だと思っていただければ」

 笛職人の音吉さんは、すずめ踊りでも使われる篠笛を作り、長年青葉まつりで出店を続けてきました。

 前年を大幅に上回ると予想される人出の多さには不安もあると言いますが、4年ぶりとなる通常規模での開催に期待を寄せています。

 音吉屋ふえ工房音吉さん「どのくらいのお客が来るのか、それにちゃんと応対できるのか、商品の数的なこともあり(不安)。いろいろ工夫されて通常開催までこぎつけられたので、私たちもその一部としてお客様にお祭りを心から楽しんでいただきたい」

 昔懐かしいお面やこま、子ども向けの小さい笛なども出品される音吉さんたちのブース、まつりのにぎわいを一緒に作り上げていきたいと意気込んでいます。

 音吉屋ふえ工房音吉さん「全種完売というのが(目標)『欲しいわ』『楽しみだわ』というふうに手に取っていただけるように笑顔の接客を心掛けます」

 仙台・青葉まつり協賛会では、前年を35万人上回る78万人の人出を見込んでいます。