日本の防衛を想定した自衛隊とアメリカ軍、オーストラリア軍による共同演習の開始式が仙台駐屯地で行われました。

 自衛隊とアメリカ軍、オーストラリア軍の共同演習は日本に対する仮想敵国の侵攻を想定し、国内3カ所の陸上自衛隊駐屯地で行われます。

 仙台駐屯地では陸上自衛隊約1500人、アメリカ陸軍約300人が参加し、部隊の采配や連携などをシミュレーションする図上訓練が予定されていて、4日に開始式が行われました。

 米陸軍第7歩兵師団長ミッシェル・A・シュミット陸軍少将「本訓練の目標は、相互運用性の向上です。日米双方の能力を最大限に発揮するため、あらゆる壁を克服し共通の作戦認識を確立し、相互の共通理解のため取り組んでいきたい」

 期間中には、震災時にアメリカ軍がトモダチ作戦としてがれき撤去などを行った宮城県東松島市の野蒜海岸で清掃活動も行われるということです。

 共同演習は13日まで行われます。