宮城県と仙台市が導入を目指す宿泊税をめぐり、宮城県が宿泊事業者との意見交換会を始めましたが厳しい意見が相次ぎました。
宮城県と仙台市の宿泊税は、宿泊者に対し1人1泊当たり300円の徴取を検討しています。
宮城県が初めて開催した意見交換会には、大崎市にある鳴子温泉郷の旅館やホテルなど25の宿泊事業者が参加しました。
宮城県は冒頭で、税収を宿泊施設の改修や人手不足の解消支援に役立てたいなどと説明しました。
意見交換では、参加した事業者から宿泊税への反対意見が相次ぎました。
事業者「一流の温泉地はコロナ明けで宿泊料が3倍も4倍も宿泊料金なっているけど、鳴子温泉は全然そんなことありませんからまだまだ地域差が大きい。導入すべき時期ではない」
事業者からはこの他にも、値上げもできない。そのうえ宿泊税が導入されると、長期滞在の客の負担が増し不安だなどと意見が出ました。
宮城県経済商工観光部千坂守副部長「だいぶ厳しいお声を頂戴した。今後更に皆様と様々な意見交換をさせていただきたい」
宮城県は、7月上旬までに8カ所で意見交換会を開催したい考えです。