台風10号は27日午前9時に非常に強い勢力になり、奄美地方に接近しています。台風から離れたところでも災害の発生に警戒が必要です。

 台風からの湿った空気や秋雨前線の影響で、台風から離れた地域でも大雨となっています。

 北海道の幌延や厚真では、1時間に40ミリ以上の観測史上1位となる激しい雨を観測しました。

 また東海では活発な雨雲がかかり続け、愛知県の田原では24時間に降った雨の量が200ミリを超えて8月、1カ月分の2倍近くになっています。

 台風10号はゆっくりとした速度で27日夜遅くから奄美地方に近付く見込みで、奄美地方や九州南部でも28日にかけて記録的な大雨や暴風となる恐れがあります。