関東大震災の発生した9月1日は「防災の日」です。宮城県南三陸町で地震や津波を想定した県の総合防災訓練が行われました。

 宮城県と南三陸町が共同で実施した総合防災訓練には、消防や自衛隊など46の機関や地域住民などおよそ800人が参加しました。

 訓練は、大雨が降り続く中、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生したという想定で行われました。

 訓練では、地域住民らが協力して地震で倒壊した建物からけが人を救出する流れや、消防や自衛隊が土砂に埋もれ建物に取り残された人がいないか把握する手順などを確認しました。

 また救護所テントでは、けがの程度を見分け搬送の優先度を決める「トリアージ」が行われました。

 宮城県防災推進課大内伸課長「1つ1つの訓練を積み重ねてまた訓練ごとの課題をしっかりと抽出しながら、災害にしっかり対応できるよう訓練を続けてまいりたいと思っております」

 総合防災訓練は県内の各地区持ち回りで行われていて、2025年は仙南地区で開かれる予定ということです。