宮城県大崎市で300年以上前から栽培され幻のサトイモと呼ばれる伝統野菜、上伊場野里芋の収穫が最盛期を迎えています。

 大崎市三本木の上伊場野地区の福田翔太さんは、25アールの畑で上伊場野里芋(を栽培しています。

 上伊場野里芋は、他の地域の土壌では特徴であるねっとりとした食感のサトイモに育たないため、生産量が少なく市場に出回ることがほとんど無いことから幻のサトイモと呼ばれています。

 夏の猛暑が心配されましたが8月に適度な雨が降ったことから品質は良く、前年より700キロ多い2.5トンの出荷を見込んでいるということです。

 福田翔太さん「私の代で、今まで生産してきた物をもっと良い物に作り上げて、そして次の世代につなげていけるように生産技術の確立をしていきたいと思っています」

 11月上旬まで収穫され、地元のJAや道の駅などで販売されます。