生食用の宮城県産カキの出荷が28日に解禁されるのを前に、27日石巻市で水揚げが始まりました。

 石巻市渡波の沖合にあるカキの養殖場では、27日早朝から生産者が水揚げ作業を行いました。

 県漁協によりますと、海水温が高かったことからカキの生育が遅れ今シーズンの出荷開始は県の指針よりもおよそ1カ月遅い28日となりました。

 水揚げされたカキは10センチほどの大きさに育っていて、甘みがあり味は良いということです。

 県漁協石巻湾支所・丹野芳広かき部会長「これから寒さも増すごとに身の方も良くなってくるので、栄養たっぷりなおいしいカキをいっぱい食べてほしいです。」

 水揚げされたカキは28日朝むき身にされ、午後に入札にかけられます。

 県漁協では、前シーズンより60トンほど多い920トンの出荷を見込んでいます。