下水道管の破損によって発生したとみられる埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、宮城県でも下水道管の緊急点検が行われました。
28日、埼玉県八潮市の交差点で道路が大きく陥没し、トラックが転落しました。下水道管の破損が原因とみられています。
事故を受けて国は、大規模な下水処理場に接続していて直径2メートル以上ある下水道管について緊急の点検を全国の自治体に要請しました。
宮城県には該当する下水道管はありませんが、11市町村で独自の点検を実施しました。
このうち多賀城市での点検では、職員4人がマンホールを開けて目視で壁面に劣化や破損がないかを確認したほか、周辺の道路に異変がないかを調べていました。
県によりますと調査の結果、点検した下水道管に異常は無かったということです。
宮城県中南部下水道事務所千葉隆史所長「陥没はなかなか想定しづらい状況ですので、今後も点検を継続して管路の維持に努めていきたい」