東北電力ネットワークは、10日に太陽光発電などの再生可能エネルギーの供給量が需要を上回り、大規模停電が起きる可能性があるとして、9日、発電事業者に対し、一時的に発電の停止を求める「出力制御」を指示しました。
東北電力管内で、「出力制御」が実施されたのは初めてです。
東北電力ネットワークによりますと、10日の需給見通しを検討した結果、午前8時から午後4時までの時間帯で、太陽光発電と風力発電の供給量が需要を上回ることが見込まれるため、9日、発電事業者に対し、一時的に発電の停止を求める「出力制御」を指示したということです。
対象は、東北電力管内の太陽光発電と風力発電101カ所で、最大38万キロワットの「出力制御」を想定しています。
電力の供給量と需要は常に一致するよう保たれていますが、そのバランスが崩れると最悪の場合、発電所が停止し、大規模停電が起きる可能性があります。
10日は天気が良く、太陽光発電などの供給量が大幅に増える一方、企業が休みのため需要は大幅に減ると見込まれているということです。
東北電力管内で、「出力制御」が実施されたのは初めてです。