春を告げる魚コウナゴが、今シーズン初めて水揚げされました。

 宮城県内の漁の中心となる石巻魚市場に水揚げされたのは、3年ぶりです。

 県内のコウナゴ漁は4日に解禁を迎え、石巻魚市場には仙台湾沖で獲れたコウナゴ約500キロが水揚げされました。

 石巻魚市場は県内のコウナゴの水揚げの約8割を占め、2017年には2460トン水揚げされましたが、その後不漁が続き、2020年と2021年は水揚げがありませんでした。

 漁師「2年間丸っきり駄目で半分諦めて漁に行ったんだけど、なんぼでも獲れたから安心しました」

 4日朝の競りでは、不漁となる前の2017年に比べ600円ほど高値の1キロ当たり平均1834円で取引されました。

 買受人「被災前あたりだと、に2列3列と並んでいたので、100トン単位で入ること期待していきたいと思います」

 コウナゴ漁は、5月20日ごろまで行われます。