2019年の台風19号の豪雨で甚大な被害が発生した宮城県丸森町の五福谷川で、土砂災害を防ぐための遊砂地の工事が始まり、安全祈願祭が行われました。
安全祈願祭には、丸森町の保科郷雄町長や関係者など、約50人が出席しました。
福谷川に整備する遊砂地は、豪雨などで流れ出た土砂を受け止めるための場所で、幅約100メートルの砂防ダム2基を整備するほか、河川敷を堀り広げることで約4万7000立方メートルの土砂をため込むことができます。
丸森町は、2019年の台風19号の豪雨で土砂災害や河川の氾濫が発生し11人が死亡、1人の行方が今も分からないままとなっています。
丸森町保科郷雄町長「この周辺の町民の皆さんが安心して生活できるのかなと、早期の完成を期待しています。二度と同じような災害にならないように努力していきたい」
工事は国の直轄事業として行われ、2024年度中の完成を予定しているということです。