ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、宮城県石巻市では戦地の様子を伝える写真展が開かれています。

 ミサイル攻撃で破壊された民家。砲弾を受け火災が発生し、跡形もなく焼き尽くされてしまいました。

 ミサイルの攻撃を受けたスタジアムです。緑の芝生に砲弾の爪痕が生々しく残ります。 石巻市で13日から始まった写真展には、ウクライナの戦地で撮影された約70点の写真が展示されています。

 香港出身のジャーナリストが撮影した写真のほか、ウクライナ軍に従軍している写真家のアルセン・フェドセンコさんが撮影した写真が生々しい戦地の様子を伝えます。

 アルセン・フェドセンコさん「私はロシアが起こしている犯罪を、世界の皆さんに示すために撮影をしています」

 この写真展は、石巻市に住むウクライナ出身のシェプノフ・ヴィタリイさんが、戦地の様子を多くの人に知ってもらいたいと友人のアルセンさんに写真の提供を依頼し実現しました。

 シェプノフ・ヴィタリイさん「子どもの頃に図書館へは何度も行きました。物語を読むのが好きだったんです」

 訪れた人「こんなにぐちゃぐちゃになってしまう。こないだまで子どもが遊んでいた所が爆弾でね、こんな風になるなんてね。とっても見ていてつらいですね」

 この写真展は、18日まで開かれています。