先月末から今月にかけて政府・日銀が為替介入した可能性が指摘されていることについて、日商の会頭は「堂々と通貨操作すればよい」との持論を述べました。

日本商工会議所 小林健会頭 「あらゆる手を使って協調、覆面(介入)でも結構なんだけど、結果として産業が見通ししやすい経済環境を作ってもらう。それが国の役割だと思います」

 日本商工会議所の小林会頭は約34年ぶりの円安水準が続いていることについて、輸入原料や電気・ガス価格の押し上げなど幅広い影響があり、中小企業から「何とかならないか」と悲鳴が上がっていると懸念を示しました。

 為替介入に関しては政府などに対して「堂々とやればよい」としたうえで、日本経済の実力が適切に反映されるような通貨政策のかじ取りを求めました。