仙台銀行と山形市のきらやか銀行を傘下に持つじもとホールディングスが、事実上国の管理下に置かれる見通しになりました。
じもとホールディングスは、経営不振で国の公的資金受け入れに合わせて、国に対し議決権の無い優先株式を発行しています。
14日に公表した2023年度の決算は過去最大の234億円の赤字となり、優先株式の配当をゼロにすると明らかにしています。
国の持つ優先株式は配当がゼロになると議決権が発生する取り決めになっているため、国が63%の議決権を取得し、じもとホールディングスは事実上国の管理下に置かれる見通しになりました。
じもとホールディングスは、6月の株主総会で配当ゼロを正式に決める方針です。