イランがイスラム組織「ハマス」の最高指導者を殺害された報復措置として、数日以内にイスラエルへの攻撃に踏み切る可能性が高いとアメリカメディアが報じました。

 アメリカのニュースサイト「アクシオス」によりますと、イスラエルの情報機関がイランによる報復措置が数日以内に始まる可能性が高いと分析しているということです。

 アメリカなど停戦協議の仲介国が15日に協議を再開するように要請していますが、それよりも前に攻撃が始まる可能性もあるとしています。

 その一方で、イランのペゼシュキアン大統領らは中東情勢の悪化がイランの利益にならないと慎重な姿勢を示していて、報復攻撃に関する議論は「まだ流動的だ」とも伝えています。

 こうしたなか、アメリカのオースティン国防長官はイスラエルのガラント国防相と電話で会談しました。

 オースティン長官は原子力潜水艦「ジョージア」の中東地域への派遣を新たに命じるなど、イスラエルの防衛力強化に向けた態勢整備を急いでいます。

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